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Python文法1

実践力を身に着けるPythonの教科書(マイナビ出版)のChapter2(基本的な文法)から要点をまとめました。

目次


演算子

演算子 解説
x + y xとyの和
x - y xとyの差
x * y xとyの積
x / y x÷y
x // y x÷y(小数点切り捨て)
x % y x÷yの余り
- x xの反転
x ** y xのy乗
abs(x) xの絶対値
int(x) xを整数に変換
float(x) xを浮動小数点に変換
round(x[,n]) xをn桁に丸める
[nを省略すると0]
a==b aとbが等しい
a != b aとbが等しくない
a > b aがbより大きい
a >= b aがb以上
a < b aがbより小さい
a <= b aがb以下


print文

使い方

print(値1,値2,値3)

値の部分には、数値、文字列、変数でも指定が可能。

改行無視

print()を実行すると、必ず改行される。 改行を無視させる時は、end="" を文末に入れる。

print("hogehoge1.", end="")
print("hogehoge2.", end="")

実行結果

hogehoge1.hogehoge2.

文字列

文中で特別な意味を持つエスケープシーンス

記号 意味
\(改行) 改行を無視する
\\ バックスラッシュ(\)
\' シングルクォート(')
\" ダブルクォート(")
\r\n 改行(CR+LF)(文字コード:0x0A0D)
Windowsで主に使用される
\n 改行(LF)(文字コード:0x0A)
Linux/OSXで主に使用される
\t タブ文字
\xhh 16進数で hh の文字
\uxxxx 16bit Unicodeで16進数 xxxx の文字
\Uxxxxxxxx 32bit Unicodeで xxxxxxxx の文字


三重引用符

str = """\
ほげほげ
ほげほげ
ほげほげ\
"""


文字列に変数の値を埋め込む

  1. 数値を文字列に変換する

     str(数値) 
     ♯例
     kion_i=30
     kion = str(30)
     print("今日の気温は"+kion+"度です。")
    
  2. formatを使う

     "書式文字列".format(値0,値1,値2,・・・)
    
     inch = 4
     cm = inch * 2.54
     desc = "{0}インチ={1}インチ".format(inch, cm)
     print(desc)
    
     desc = "{x}インチ={y}インチ".format(x=inch, y=cm)
     print(desc)
    


ユーザー入力

name = input("名前は?")


制御構文

if文

if 条件:
    処理
elif 条件:
    処理
else:
    処理

while文(条件付き繰り返し文)

while 条件
    繰り返し処理
else:
    繰り返し処理後の処理

for文(範囲付き繰り返し文)

for ループ変数 in 範囲:
    # 繰り返し処理
else:
    # 繰り返し後の処理

range()関数

使い方 解説
range(回数) 「0」から「回数ー1」まで繰り返す
range(開始,終了) 「開始」から「終了ー1」まで繰り返す(1ずつ増加)
range(開始,終了,ステップ値) 「開始」から「終了ー1」まで繰り返す(ステップ値おきに増加)

break文(繰り返し中止)

while True:
    user = input ("年は"?)
    繰り返し処理
    if user == "" or user == "q": break  # while文から抜ける

continue (繰り返し継続条件)

for i in range(5)
    print(i)
    if i>=3 : continue # iが3以上の時は、以下の処理はスキップ
    print("hello")

何もしない(pass文)

if n == 3:
    pass
else:
    print(n)

繰り返しでelseを使う場面

else以下の処理が実行されるのは、以下の場合

  1. 繰り返しを一度も実行しなかったとき
  2. breakで繰り返しを抜けなかったとき

使いどころは、for文を使った文字検査などで検索文字あった場合にbreakで抜ける時など。検索文字がなかった場合の処理が簡潔に書ける。

条件文の演算子

演算子 解説
a==b aとbが等しい
a != b aとbが等しくない
a > b aがbより大きい
a >= b aがb以上
a < b aがbより小さい
a <= b aがb以下